けいれん?パナイトポーラス症候群について

こんにちは!今回は「パナイトポーラス症候群」という名前は難しそうだけど、とても重要な小児の病気についてお話しします。このブログでは、いくつかの研究を紹介しながら、この症候群についてわかりやすく解説します。


パナイトポーラス症候群とは?

パナイトポーラス症候群(Panayiotopoulos Syndrome, PS)は、小児に特有の良性のてんかん性疾患で、発作中に自律神経症状(吐き気や嘔吐、顔色の変化など)が主に現れるのが特徴です。年齢としては3〜6歳くらいの子どもに多く見られます。多くのケースで、発作は夜間や睡眠中に起こります。

以下は、この症候群に関するいくつかの研究からの要約です:

  1. Covanis (2006) の研究によると、パナイトポーラス症候群の発作の約3分の2が睡眠中に起こり、吐き気や嘔吐を伴う自律神経症状が非常に一般的です。この症候群の診断には、脳波検査(EEG)が役立ちますが、予後は非常に良好です (Covanis, 2006)

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  2. Michael et al. (2010) のレビューでは、パナイトポーラス症候群は、他の疾患(例えば、片頭痛や胃腸炎、睡眠障害など)と間違えられることが多いとされています。しかし、正しい診断を行うことで不必要な治療を避けることができます (Michael et al., 2010)

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  1. Parisi et al. (2007) は、この疾患が非常に良性であることを強調しており、子どもたちは通常、数年以内に発作から完全に回復すると報告しています (Parisi et al., 2007)

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症状と診断

この症候群の症状には以下が含まれます:

  • 吐き気・嘔吐(最も一般的)
  • 顔色の変化(青白くなる、または赤くなる)
  • 視線の異常(目が片方に寄る)
  • 意識がぼんやりする、または一時的に失う
  • まれに、けいれん

診断には脳波検査(EEG)が役立ちます。この疾患では、後頭部を中心とした異常波が記録されることが多いです。


治療と予後

ほとんどの場合、特別な治療は必要ありません。抗てんかん薬が必要になるのは一部の重症例だけです。発作の後も子どもは通常、数時間以内に元気を取り戻します。また、この症候群は予後が非常に良好で、大多数の子どもが2年以内に発作を経験しなくなります。


院長コメント👨‍⚕️

さて、ここで一息!「パナイトポーラス症候群」という難しい名前のこの病気ですが、要するに「子どもが一時的に不調を感じるけど、大丈夫!」というお話です。これを歴史のエピソードで例えるなら、これはまるで南極探検家のアーネスト・シャクルトンの話のようなもの。シャクルトンは数々の困難を乗り越えながらも、最終的に全員無事に帰還することができました。この症候群も子どもにとっては一時的な試練ですが、予後が良好で元気に戻れるのです。

最後に、親御さんたちにはこうお伝えしたいです。「この症候群は名前こそややこしいですが、診断とフォローをしっかり行えば安心できます。一緒にお子さんの笑顔を守っていきましょう!」

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