まとめ

  • 生後6か月未満の一時的な斜視は自然に治ることが多い
  • 6か月を過ぎても続く場合は、早めに専門医の診察を
  • 早期の治療が、将来の視力発達に大きな差を生む

お子さんの「見える力」は、人生の学びと成長の礎です。
少しでも気になる場合は、ぜひご相談ください。

斜視とは?

斜視とは、左右の目の向きが一致せず、片方が異なる方向を向いている状態です。
赤ちゃんの目が少し「ズレている」ように見えると不安になりますが、視覚の発達過程においては一時的にそう見えることも珍しくありません。
では、どのような場合に注意が必要なのでしょうか?

最新の研究が示す「赤ちゃんの斜視」の知見

1. 生後6か月までの斜視は自然に改善することが多い

研究によれば、生後6か月以内に見られる一時的な斜視(生理的斜視)は、視覚と脳の協調発達が進むことで自然に改善することが多いとされています。
(Green et al., 2020)
赤ちゃんの視覚系はまだ発達途中であり、この時期のズレは多くの場合、生理的なものです。

2. 6か月以降も続く斜視は、視力発達に影響する

生後6か月を過ぎても斜視が続く場合、視力や立体視の発達に影響を及ぼすことが報告されています。
そのため、専門医による早期の評価と治療が推奨されています。
(Miller et al., 2018)

3. 早期治療が良好な視力回復を導く

幼児期に適切な治療を行うことで、視力の回復が早まり、将来的に手術を回避できる可能性があると示唆されています。
治療開始が早いほど、脳の可塑性を活かして視覚機能が改善しやすくなります。
(Smith & Taylor, 2022)

受診の目安

  • ● 生後6か月未満の場合
    多くは一時的なものであり、経過観察で問題ないケースがほとんどです。
    ただし、目のズレが明らかに強い場合や、左右で動きに差がある場合は、早めに小児科や眼科へ。
  • ● 生後6か月を過ぎても斜視が続く場合
    自然改善の可能性は低くなります。早期に専門医を受診することで、視力発達への影響を最小限にできます。

院長コメント:迷うより「相談」する一歩を

赤ちゃんの斜視を前に、「もう少し様子を見てよいのか」と悩まれる保護者の方は多いと思います。

しかし、早めの受診は「心配しすぎ」ではなく、お子さんの未来の視力を守るための行動です。
私たちは、お子さんの発達段階や目の状態を丁寧に確認し、必要に応じて適切な医療機関へおつなげします。

少しでも気になることがあれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。

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