熱中症から子どもを守ろう!☀

こんにちは、皆さん!今日は子どもの熱中症についてお話しします。夏の暑い季節、特に気をつけなければならないのが熱中症です。私たちのクリニックにも、子どもたちが熱中症で受診が増えてきています。今日はその予防と対策について、わかりやすくご紹介します。

熱中症とは?

熱中症は、高温多湿の環境で体温調節がうまくいかなくなり、体内に熱がこもってしまう状態です。特に子どもは体温調節が未熟で、大人よりも熱中症になりやすいんです。熱中症は放っておくと命に関わることもありますので、早めの対応が大切です。

熱中症の症状🥵

熱中症の症状は、軽度から重度まで様々です。初期症状には、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感などがあります。さらに進行すると、意識がもうろうとしたり、筋肉が硬直したり、場合によってはけいれんを起こすこともあります。最も重症になると、意識不明や多臓器不全に至ることもありますので、迅速な対応が必要です。

熱中症の予防法

1. 水分補給

こまめな水分補給は、熱中症予防の基本です。特に外遊びやスポーツの際には、定期的に水分を摂るようにしましょう。ただし、冷たい水を一気に飲むと胃腸に負担がかかるので、少量ずつ飲むのがポイントです。

2. 適切な服装

暑い日は、通気性の良い薄手の服を選びましょう。また、帽子やサングラスを活用して、直射日光を避けることも重要です。特に小さな子どもは、自分で暑さを感じにくいため、親が注意深く見守る必要があります。

3. 涼しい場所での休息

外遊びやスポーツの後は、涼しい場所で十分に休むことが大切です。冷房の効いた部屋や日陰で休むことで、体温を効果的に下げることができます。

熱中症になった場合の対処法

1. 体を冷やす

まずは体を冷やすことが最優先です。冷たいタオルや氷嚢を使って、首や脇の下、股の付け根など大きな血管が通っている部位を冷やします。可能であれば、涼しい場所に移動し、扇風機やエアコンを利用して体温を下げましょう。

2. 水分補給

意識がある場合は、水分を摂ることも重要です。ただし、無理に飲ませると吐いてしまうこともあるので、少しずつ飲ませるようにしましょう。

3. 医療機関への連絡

重症の熱中症が疑われる場合や、子どもの状態が改善しない場合は、すぐに医療機関に連絡することが大切です。当院はいつでも受診可能ですのでご安心ください。当院は特にイオンモール内にあり、駐車場も多く、空調が完備され、スーパーで経口補水液も購入可能です。

院長コメント👨‍⚕
対策をしっておくことが大切

熱中症対策を怠ることは、まるで車のエンジンオイルを交換せずに走り続けるようなものです。最初は大丈夫かもしれませんが、やがてエンジンが過熱し、うまく走れなくなってしまいます。歴史上でも、イカロスのように太陽に近づきすぎて墜落することなく、しっかりと予防策を講じることで、子どもたちを守ることができます。皆さんも暑い日にはしっかりと対策をして、安全に過ごしてくださいね。

【参考論文】

  1. Cohen-Ronen et al., 2021
  2. Hadad et al., 2020
  3. Mangus & Canares, 2019

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