みなさんこんにちは、今日は子宮頸がんについてです🍀

子宮頸がんは、女性のがんの中でも特に予防が可能な病気として注目されています。その予防策の中でも、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは非常に有効です。特にシルガード9は、子宮頸がんを含むHPV関連のがんや病変を予防するための最新のワクチンとして、医療界から高い評価を受けています。



シルガードについての論文

シルガード9は、HPVの9つの型に対して効果を発揮します。このワクチンは、特にHPV16型と18型に対する予防効果が高く、これらは約70%の子宮頸がんの原因となっています。さらに、シルガード9は、これまでのワクチンには含まれていなかった他の5つの型に対しても追加の予防効果を持ち、全体的な予防カバー率を90%まで引き上げることができました(Zhang et al., 2017)

さらに、シルガード9は、接種後の抗体価(免疫反応)も非常に高く、持続的な予防効果が期待されています。特に若年層においては、2回の接種で十分な免疫が得られることが示されています(McKeage & Lyseng-Williamson, 2016)。このような特徴により、シルガード9は、子宮頸がん予防の最前線に立つワクチンとなっています。

また、シルガード9はHPV関連の他のがんや病気、例えば外陰がん、膣がん、肛門がん、さらに性器疣贅(尖圭コンジローマ)に対しても予防効果があります。これにより、シルガード9は単なる子宮頸がん予防ワクチンを超えた、幅広いHPV関連疾患の予防手段として位置付けられています(Cuzick, 2015)


院長コメント👨‍⚕
女性の健康を守るワクチン

ガリレオ・ガリレイが「それでも地球は回っている」と言ったとされるエピソードをご存知でしょうか?彼は、自身の発見や理論に対して強い信念を持ち、世間の常識や権威に屈せずに科学的真実を追求しました。

同じように、私たちが推奨する予防接種、特にシルガード9は、科学的根拠に基づいた非常に有効な予防手段です。ガリレオが新しい視点で宇宙を見つめ、地動説を唱えたように、私たちも現代の医療技術で新しい視点を持って病気の予防に取り組む必要があります。シルガード9は、未来の健康を守るための新しいスタンダードであり、科学が証明するその効果を信じて、しっかりと予防策を取っていきましょう。

ガリレオのように、皆さんも未来を見据えて、今できることを確実に行いましょう。それが未来の自分、そして大切な人たちを守るための最善の方法です。科学がもたらす恩恵を活用し、健康な生活を送りましょう!

キャッチアップ接種が終了間近となっています!
17歳〜27歳の未接種の方はお忘れなく接種を。

現在、このワクチンを定期接種の機会を逃してしまった方に対して、公費(無料)で接種が可能なキャッチアップ接種が可能です。その「キャッチアップ接種の終了」が近づいています。

このワクチンは標準的に3回の接種💉が必要で、6ヶ月かかります。
【2024年9月末までに1回目の接種】を開始できないと、3回の接種を公費で完了することができなくなります。

2024年度の対象者は【17歳〜27歳】です。

詳細はこちらをどうぞ
HPV(子宮頸がん予防)ワクチン💉キャッチアップ接種の終了間近のお知らせ

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