5月の第2日曜日は母の日。子どもを持つ家庭では、カーネーションや手紙といった心温まる風景が見られますが、医学の世界から見る「母」という存在は、実に偉大です。
たとえば、2021年の『BMC Pregnancy and Childbirth』の研究では、子育て中の母親の約7割が慢性的な睡眠不足と強いストレスを感じていると報告されました。特に未就学児を育てている母親の疲労度は高く、仕事との両立も課題です。
また、2022年の『Pediatrics』誌によると、母親の精神的健康が子どもの言語発達や情緒の安定に大きな影響を与えることが示されています。
さらに、厚生労働省の調査(2023年)でも、母親の育児負担を軽減することで、子どもの健やかな成長が促されるというエビデンスが増えています。
つまり、お母さんが笑顔でいることが、子どもの健康にとっても最高のエネルギーになるんです。

子育ては「一人相撲」ではなく「チームプレイ」
「うちの子が夜泣きして、朝まで眠れなかった…」
「ちゃんとごはん食べてくれない…」
お母さんたちからこんな声を聞くたびに、私は「一人でがんばりすぎないで」と伝えたくなります。
パパの協力、祖父母の手助け、保育士さんや医療者の支え。“母親だけががんばる”時代は、もう終わりです。
院長コメント👨⚕️
当院はがんばるお母さんの味方です!
母はチームの司令塔。坂本龍馬がいたから、維新は動いた。
子育ての現場は、プロ野球の監督みたいなもの。ときに冷静に采配を振るい、ときに自らプレーにも出場する。誰よりも先に起きて、最後に寝る。そんなお母さんは、まさに家庭というチームの「監督兼キャプテン」です。
でも、チームには監督だけじゃなく、選手も、コーチも、ファンも必要。子育ても同じです。
坂本龍馬は、江戸時代の「黒船」によって日本が揺れる中、幕府と薩長の間を取り持ち、明治維新の礎を築きました。でも龍馬一人では何も変えられなかった。彼の背後には、多くの人の協力と信頼関係がありました。
お母さんも同じです。一人でがんばる必要はありません。信頼できる人に頼ってください。
「子育てはチーム戦!」それが、令和時代のスタンダードです。
心配なことがあればいつでもご相談ください。当院はがんばるお母さんの味方です!