11月はSIDS対策強化月間。寝ている赤ちゃんをまもるために
みなさん、こんにちは!
秋が深まり、気温もぐっと下がってきましたね。11月は「SIDS(乳幼児突然死症候群)対策強化月間」です。SIDSとは、元気だった赤ちゃんが眠っている間に突然亡くなってしまう、原因のはっきりしない病気です。とても悲しいことですが、いくつかのポイントを守ることで、SIDSのリスクを減らすことができます。


赤ちゃんを「うつぶせ寝」にしないこと
SIDS予防の基本中の基本は「仰向け寝」。うつぶせや横向き寝は、赤ちゃんの呼吸を妨げる可能性があります。寝返りができるようになるまでは、必ず仰向けで寝かせましょう。
柔らかい布団はNG!
ふかふかのお布団や枕は気持ちよさそうに見えますが、赤ちゃんにとっては危険です。顔が沈み込んで息ができなくなることがあります。かためのマットレスと薄めの布団で、呼吸のしやすい環境を整えてあげましょう。
一緒に寝るのは注意!
パパやママの隣で寝る「添い寝」は、安心感がある一方で、寝返りなどによる窒息の危険性もあります。赤ちゃんはベビーベッドやベビー布団など、独立した安全なスペースで寝かせることをおすすめします。もちろん同じ部屋で見守るのはOKです。
室温と服装も大切
寒くなってくるとついつい厚着をさせたくなりますが、赤ちゃんは大人より体温が高め。厚着をしすぎると、汗をかいて体温調節が難しくなります。室温は20〜22℃くらい、服装は「大人より1枚少なめ」が目安です。
たばこは厳禁!
家族の喫煙はSIDSのリスクを高めることがわかっています。たとえ赤ちゃんの前で吸わなくても、服や髪についた煙の成分が影響することも。家族みんなで「禁煙家族」を目指しましょう!
院長コメント👨⚕️
赤ちゃんの睡眠環境づくりは、まるで茶道の「一期一会」に似ています。お茶会では、たった一度の出会いを大切にし、心を込めて準備をしますよね。赤ちゃんとの一瞬一瞬の眠りも、二度と同じものはありません。だからこそ、そのひとときを安全で、穏やかにしてあげることが大切なんです。
千利休は「もてなしとは、相手のことを思い、無駄を省くこと」と語りました。赤ちゃんを守る睡眠環境も同じ。余分なものを取り除き、必要なものだけを整える――それが最高のおもてなしであり、最大の愛情です。
👶 赤ちゃんの眠りは、家族の笑顔の源。今日からできるSIDS対策で、安心と愛情に包まれた眠りを守ってあげましょう。

