最近の感染症の流行は?(12月第2週)
こんにちは
寒さがぐっと増してきましたね。自転車通勤しているのですが、吐く空気が白くなり沖縄出身としては通常はないことなので嬉しい今日このごろです。
ただし、気温が下がると、子どもたちの体調も崩れやすくなりますので心配です。
さて、今週も当院の感染症の流行状況をまとめてみました!

📊感染症の流行状況(11/25〜12/8)
グラフを見てわかるように、
現在 「インフルエンザA型」 が圧倒的に多くなっています!
- インフルエンザA型:11月末は約220人 → 12月第2週には150人前後と、まだ高い水準を維持。
- 溶連菌感染症:少しずつ増加傾向。のどの痛みや発熱に注意!
- インフルエンザB型・コロナ・RSウイルス:いずれもごく少数ですが、油断は禁物です。
🧒最近の患者さんの傾向
・発熱と同時に強い倦怠感、咳、鼻水の症状が出るケースが多いです。
・園や学校ではインフルエンザのクラス閉鎖も見られ始めています。
・きょうだい間で感染が広がるパターンも増加中です。
この時期は「元気に登園・登校した翌日に発熱!」ということもよくあります。
体調の変化を見逃さず、早めの受診をおすすめします🏥
🌼おうちでできる予防ポイント!
- うがい・手洗いをこまめに!
- 外出後はマスクを外してから手洗い→うがいの順番で。
- 加湿を忘れずに(室内湿度は50〜60%がおすすめ)
- 栄養バランスの良い食事と十分な睡眠で免疫力をアップ!
特に乳幼児は体の水分が少なく、発熱時の脱水に注意が必要です。
「なんとなく元気がない」「食欲が落ちている」そんな時も受診してくださいね。
☀️院長コメント
冬の感染症シーズンは、まるで「駅伝のよう」なものです。
インフルエンザが第一走者として走り出し、溶連菌やRSウイルスが次々とタスキをつなぐように、流行の波がやってきます。
でも大事なのは、私たちがその「応援団」になること。
子どもたちが走り切れるように、しっかりとサポートしていきましょう。
昔の日本の駅伝選手・瀬古利彦さんが「倒れても、這ってでもタスキを渡す」と語ったように、
家族みんなで声をかけ合い、助け合いながら、この冬を乗り越えていきましょう!💪

