乳児の臍ヘルニア(でべそ)について
当院では、生後まもない赤ちゃんに多く見られる「臍ヘルニア(でべそ)」の治療についてご案内しています。

臍ヘルニアとは?
おへその下の筋膜が未成熟なため、泣いたりいきんだりした時におへそがポコッと飛び出す状態を「臍ヘルニア」といいます。
ほとんどの場合は成長とともに自然に治っていき、約9割は2歳ごろまでに改善すると言われています。
しかし、
- 膨らみが大きく目立つ
- できるだけきれいな形で治したい
といった場合には、**乳児期に行う「圧迫療法」**が有効です。

治療の対象
- 生後1か月〜6か月ごろが圧迫療法を始める目安です。
- それ以降(生後7か月以降)に開始する場合や、2歳を過ぎても膨らみが残る場合には、外科的治療が推奨されることがあります。その際は当院から専門医療機関への紹介状を作成いたします。
治療の流れ
- 初回診察:お子さんのおへその状態を診察し、治療の適応を判断します。
- 圧迫パックの装着:スタッフが正しい装着方法を説明し、実際に貼付します。
- ご家庭での継続:週1回程度を目安に、保護者の方が貼り替えていただきます。
- 定期チェック:通院の際に皮膚の状態や効果を確認し、必要に応じて治療を調整します。
へそ圧迫パックのご案内
当院では、圧迫療法に使用する専用の「へそ圧迫パック」をご用意しています。

- 価格:1箱3回分入り 税込3,200円
- 購入方法:外来受付にてお求めいただけます。初回は装着指導を行います。
使用時の注意
- 膨らみをやさしく押し込み、おへその穴に収めてから固定してください。
- 皮膚に赤みや発疹が出た場合は一時中止し、受診してください。
- ご家庭での貼り替えは週1回が目安です。
ご予約・ご相談
臍ヘルニアの診察・治療をご希望の方は、公式LINEやオンラインによる予約をお取りいただけたらスムーズです。もちろん予約がなくとも対応できますのでいつでもお気楽にご来院ください。
ご家族の不安が少しでも和らぎ、お子さんが安心して健やかに成長できるよう、当院がサポートいたします。