🌼【柏みんなクリニック】最近の感染症の流行は?(11/11〜11/24)

こんにちは。
11月後半に入り、朝晩の冷え込みとともに、インフルエンザAの流行がピークをこえず続いております。
11/11〜11/24 の2週間でどの感染症がどれほど見られたのかをまとめましたので、ご紹介します。


📊 2週間で見られた感染症の傾向

画像のグラフでは、11/11〜11/17(ピンク)11/18〜11/24(青) の2週分が比較されています。

■ インフルエンザA

2週間の中で最も圧倒的に多く、
11/18〜11/24は前週よりさらに大きく増加しているのがはっきり分かります。

棒グラフの高さから見ても、他の感染症とは比較にならないほど突出しています。


■ 溶連菌

どちらの週も少量の報告
インフルエンザAほどの増加は見られません。


■ インフルエンザB

こちらも少量で横ばい。
今のところ大きな流行には至っていません。


■ コロナ

グラフではごく少数
今週は落ち着いた印象です。


■ アデノウイルス

ほとんど報告なし。
グラフの棒も確認できないほどの低水準です。


🌈 今週のまとめ

  • インフルエンザAが圧倒的に多く、さらに増加の傾向
  • 溶連菌やインフルエンザBは少量
  • コロナ・アデノウイルスはほぼ見られず落ち着いた状況

インフルエンザAの急増が目立つため、引き続きご家庭や学校での予防が大切です。


✍️【院長コラム】

「“見えているデータ”をしっかり読む大切さ」

院長です。
感染症の状況をお伝えする際、数字を細かく語ることよりも、
グラフから読み取れる「変化」と「傾向」を正しく共有することが大切だと考えています。

今回のグラフを見ると、細かい数値よりも、
「インフルエンザAが圧倒的に多く、さらに増えている」
というポイントが非常に明確です。

医療では、ときに精密な数値以上に、
変化の方向性 が診断や予防に役立つことがあります。

これから冬本番。
体調が少しでもおかしいと感じたら、どうか無理をせず、いつでもご相談くださいね。

PAGE TOP
error: Content is protected !!