胃腸炎のときの経口補水療法とは?
こんにちは、皆さん!今日は、子どもたちがかかりやすい「胃腸炎」と、そのときにとても大切な「経口補水療法(ORT)」についてお話しします。子どもが脱水になると、まるで砂漠に迷い込んだ旅人のように、体が水を欲しがります。でも、大事なのはただの水ではなく、適切な水分補給です!

研究で明らかになった経口補水療法の効果
最新の研究では、経口補水療法が胃腸炎による脱水症状を防ぐのに非常に効果的であることが確認されています。どんな点がポイントなのか、いくつかの研究を見てみましょう。
- 重度の脱水症状にも対応可能!
インドネシアの研究では、重度の胃腸炎で脱水状態にある子どもに対して、点滴の後に経口補水液(OS-1など)を使用することで、ほとんどの子どもが効果的に回復したと報告されています (Sugeng, 2015)。 - 飲みやすさがカギ!りんごジュースはGOODです👍️
経口補水液は味が独特で、子どもが嫌がることもあります。カナダの研究では、子どもがORSを飲まない場合、薄めたリンゴジュースでも効果があることが確認されています (Freedman et al., 2016)。 - アイスで楽しく水分補給!
子どもが喜ぶ「ジェラート状経口補水液」も研究されており、効果が期待されています (Zvigule-Neidere et al., 2019)。
胃腸炎になったらどうする?
子どもが胃腸炎になったら、まずは水分補給が最優先!以下のポイントを押さえておきましょう。
✅ 経口補水液を少しずつ飲ませる
一度に大量に飲むと吐いてしまうので、スプーンやストローでこまめに与えましょう。
✅ 飲まないときの工夫をする
どうしてもORSを飲まない場合は、薄めたリンゴジュースやゼリー状のORS(アイス感覚で!)を試してみてください。
✅ 吐き気が強い場合は医療機関へ!
全く水分が取れない場合は、点滴が必要になることもあります。早めに病院へ行きましょう!
✅ 食事は焦らず、消化に良いものから
おかゆやバナナ、うどんなど、胃に優しい食事から始めて、少しずつ通常の食事に戻しましょう。
院長コメント👨⚕️
水分補給の大切さを考えると、私は江戸時代の「千両箱」の話を思い出します。江戸時代、大名行列が旅をするとき、食料や水を確保するのと同じくらい、金庫(千両箱)を運ぶことが重要でした。金がなければ宿も食事も確保できない、つまり「命の道」が絶たれるわけです。
子どもが胃腸炎になったときも同じです。体の中の「水の千両箱」が空っぽになると、大変なことになります。金庫(体内の水分)を満たすために、少しずつでもORSを飲ませることが、健康への最短ルートです。
皆さんも、子どもが胃腸炎になったら、焦らず「千両箱に水を貯める」つもりで、こまめな補水を心がけてくださいね!