赤ちゃんの「うつぶせトレーニング」は不要?
「赤ちゃんはうつぶせトレーニングをしないと発達が遅れるの?」と心配する親御さんがたくさんいます。でも、実は最近の研究では「必要とは限らない」という結論が出ているんです。

研究の結果は?
いくつかの研究を見てみましょう。
- タミータイム(うつぶせ時間)の効果
ある系統的レビューによると、うつぶせ時間は赤ちゃんの運動発達や頭の形に良い影響を与えるとされています (Hewitt et al., 2017)。 - 現実的なタミータイムの実践量
しかし、別の研究では、推奨される1日60分のタミータイムは現実的に難しく、赤ちゃんが泣いてしまったり、親も継続しにくいことが分かっています (Lee et al., 2021)。 - タミータイムをしなくても発達に影響なし?
ある研究では、タミータイムをしなかった赤ちゃんでも、成長するにつれて運動能力に遅れがないことが報告されています (Kadey & Roane, 2012)。
じゃあ、結局うつぶせトレーニングは必要?
結論として、やってもいいですが、無理してやる必要はない! というのが最近の科学的な見解です。
確かに、うつぶせの姿勢は首や腕の筋肉を鍛える助けになります。でも、それが「絶対にやらないと運動発達に遅れが出る」とまでは言えません。赤ちゃんの成長には個人差があり、うつぶせにならなくても日常の動きの中で十分に発達することもあります。
院長コメント👨⚕️
「やらなければいけません」と言われると、親もプレッシャーを感じますよね。でも、歴史を振り返ってみると、昔の赤ちゃんはタミータイムなんて意識してませんでした。
例えば、昭和時代の赤ちゃんは、お母さんやおばあちゃんに「おんぶ」されることが多かったですよね。背中にくっついて自然に首を持ち上げることで、しっかり筋肉が鍛えられていました。
また、江戸時代には「行燈(あんどん)寝」といって、赤ちゃんを畳に寝かせて、周りで大人が話したり遊んだりする環境がありました。タミータイムなんて言葉はなくても、赤ちゃんは自然と体を動かしながら成長していたんです。
つまり、大事なのは「赤ちゃんが自然に動く時間を確保すること」。
もしうつぶせで遊ぶのが好きならやってもOK。でも、嫌がるなら無理にやらずに、抱っこやおんぶ、寝返りをサポートすることで十分に運動機能は育ちます。
「赤ちゃんの育児は、ゆる~く気楽に!」をモットーに、今日も楽しく子育てしましょう!